英国の性別違和感への治療が変更される。
日本のメディアは、「生まれながらの性は、絶対的なものではない。
性別違和感を持つ人には、ホルモン治療と外科的な手術も与えるのが
先端医療だ」という論調で一致している。
英国では、青少年でホルモン治療と外科的な手術を受けた人から
裁判が起こされ、「患者に十分な心理療法を受けさせずに、ホルモンや
外科的な侵襲を与えていた」と裁判所が認め、これまでの方針を
変えることが決定した。きっかけは、決して「患者」の数が減っている
からではない。「治療」を受けた人々からの訴えと、同センターの元職員
からの内部告発である。
比較して、日本では治療を受けた人が、その後再度違和感を覚え、手術を
後悔している人がいるはずだが、そのような報道はなぜかされていない。
英国で唯一、ロンドンのタビストック・センターでしかできなかった
性別違和感の治療を止め、2023年春から全国各地域に移す。
「患者の全体的な必要に応えられる医療」を目指すと言う。
(BBCニュースの要約)
NHS to close Tavistock child gender identity clinic - BBC News