急性期の自死遺族に役に立つかもしれない本
清水加奈子さんは、若手の精神科医師
今スイスで研修中だが、本をものした
「自死遺族のことも出てくるだろうな」と思い
読み始めると、いきなりそのものズバリ。
父親を自死で亡くした二十歳の大学生。
それも、母親は籍が入っていない。
父親は別に家庭があるという複雑系。
初めは大学生は口さえ開かず
医師は連れてきた母親とばかり話した。
でも、清水さんは時間をかけて信頼を築き
大学生に口を開かせられるようになる。
心は薬ではなくやはり人が治すのでしょう。
投薬するばかりが能ではない。
読みやすいので最後まで行きそう。
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