中野京子さんは、クリスチャンではない。
しかし、聖書はよく読まれたらしい。
「聖書にはこうは書いてない」
と思うこともあるが、
作家としての想像力は豊か。
信仰を勧める本ではないが、
絵画から聖書の世界に入る
一つの道になる。
名画が集められているが、
私が知らない絵もある。
例えば、「荒野のイエス・キリスト」
イワン・クラムスコイ
(ロシア人)
文庫もある。
更に面白かったのは、
「西洋美術史入門」
池上英洋
(ちくまプリまー新書)
古代中世の絵については
この絵は誰の注文で描かれたか?
なぜこのようなテーマが選ばれたのか?
と考えるのが大切だ。
そもそも美術品は誰のものか?
という疑問も実に面白かった。
高校生にも十分理解できる
ように書かれている。