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(高一の私と松本空港で働いていた父)


 私の両親は、二人とも再婚です。

二人とも最初の伴侶を亡くして、やもめ暮らしをした後に、縁があって一緒になりました。

 幼いときの思い出は、土曜日に単身赴任先から帰ってきて、月曜日には出かけるという

「土帰月来」の父でした。

父は、長野県の地方公務員でした。

 父親のいない一週間は、長い長い一週間でした。

 中学校の3年の後半から、私は学校に行くのが怖くなって、「ズル休み」を始めました。

 高校には無事に入学しましたが、学校に行く勇気は全くなくなっていました。

最初の一週間は、いやいやながら行きましたが、二週間目からは、押しても引いても

動けなくなりました。

 しかし、体はどこも悪い所がないので、ヒマです。

体を動かしてお金を稼げるというので、やたらと新聞配達や郵便配達をしました。

その頃になぜか、万引きを覚えました。

 お金がなかった訳でもなく、食べるものをとったのでもなく、

今では「あれは寂しさをまぎらわせていたのかな?」と思います。

 あちこちでやっていたので、やはり警察の知る所となりました。

 現行犯逮捕をされたのではなく、ある日、町から帰ってきたら、

玄関に警察官の自転車が止まっていました。

家族に注意をしに来たのです。

実は、私の祖父は警察OBです。

警察もそれを知っています。

「まずい」と思って、家には入らず、時間をつぶしてから帰宅しました。

 帰ってから、父親に叱られました。

「欲しいものがあったら、お金を出して買え」と言われましたが、

私は、「やっていない」とシラを切りました。

しかし、「いけないこと」とは思ったので、それからは衝動を抑えて、万引きはしなくなりました。

 高校は、2年目からいやいや戻りました。

家族に泣き落とされたからです。

学校なんてくだらないと思いながら、他にやることもなく、大学進学の準備をしました。

(続きは、 http://blogs.yahoo.co.jp/maejima_tsuneo/5519020.html