この記事は以下のことがわかります。
✔︎飲酒運転車両との事故は相手車両からの保険は出るのか?
✔︎保険会社との交渉術
当初提示修理費130万円の見積から大幅に増額し新車相当額をゲット
✔︎弁護士費用特約の失敗例
今回、人選をミスったかな…
弁護士も得意分野がある
✔︎損保は資産を守るためのツール
しっかり使いこなさないと折角保険料かけているのに、損をする可能性もあります。使えてこその保険
事故当時の内容はこちら
概要はパトカーに追われた飲酒車輌が車と家に突っ込んで来ました。
事故後の和解交渉には、通常、加害者と被害者の 2 者が関与します。通常、その後の和解交渉を処理するのは保険会社です。
保険会社との交渉はタフな作業です。全く同じ事故は 2 つとなく、保険会社が必ずしもこちらが主張している修理費用の全額を負担するとは限らないと認識しておく方が良いと思います。
結局のところ、事故後の交渉術、業界内外のルールに関しては、保険会社が優位に立っているのは明白です。
しかし
交渉相手の弱点は何か?を探し、知ることで交渉から望む結果を得る事が出来ました。以下実際の経験を元に保険会社との交渉でこれらを有利に利用した方法を以下に示します。万が一の時、損害保険会社との交渉の一助になれば嬉く思います
目次
- 飲酒運転事故は保険が出ない
- 事故当時、現場での必須作業は
- 建物と外回り品と忘れがちな動産類
- 行けてたはずの旅行費用の賠償
- 弁護士費用特約での弁護士選び
- 被害額確定、車輌被害調査員の眼力
- 長期の代車費用は当然相手負担
- 保険会社との三巴戦
- 交渉相手の弱点は何?
- 事故車はすぐには症状出ない
- 新価特約承認
✅ 飲酒運転事故は保険が出ない
車の所有車は助手席乗車で運転者ともに飲酒
この場合保険は適用されるのか❓が、事故当時一番の懸念事項でした。
飲酒車輌には何の補償もしないので本件では加害車輌、運転者骨折、罰金は当然自腹飲んだら乗るな
被害者にとっては大迷惑💢💢でしか無い
✅ 事故当時現場での必須作業
- 警察への状況確認
- 現場の写真複数枚
- 加害車両のナンバー確認
- 加害者、同乗者の名前
- 住所、連絡先の確認
特に2.の現場の被害写真はたくさん撮っておく事が重要です。後々の保険会社との交渉時の証拠、根拠となるので仮に自身が血まみれになってても絶対必須作業ですので撮影しておきましょう笑
とにかく被害があった所の周辺は撮りまくる
✅ 建物、外回り品、忘れがちな動産
建物、外回り品、車載していた動産はすべて、今回の事故ではさまざまな形で損傷を受けてる可能性があります。建物の損傷は業者さんに見てもらう事である程度被害状況が把握できますが、例えば眼鏡やタブレットなどの車輌品のリストを作成することが重要であり、これを整理するのがかなり煩雑です。これらのアイテムの損傷は、小さな傷から大きな破損まで写真撮影をし、購入時期、金額が分かるような領収書を用意しないといけませんでした
✅行くはずだった旅行費用
気ままに家族で車中泊を楽しむための車が被害に遭い旅行に行けなくなった賠償を求めた。
そんなやり取りの往復を数日続けて具体的に予定していた旅行に関して宿泊費約14万円に対し8万円の金銭賠償で妥結しました。食事代、遊園地代込みの宿泊プランだったので妥当な金額だったと思います。この賠償費用8万円の前に5万、6万、7万と打診がありやっと8万円になりました
結果的には旅行支援も利用出来たので2万円前後で旅行を楽しむ事が出来ました
その他の車中泊旅行には同じ車種を代車として用意してもらいその車に車中泊設備を移設してもらうことで合意しました。
✅弁護士費用特約での弁護士選び
今回の事故は請求金額が大きくなる事、交渉期間が長くなる事を考慮し特約を使って弁護士に委任しました。
一言で弁護士と言っても医者にも外科、内科、小児科など様々な専門医がいるのと同じように得意分野があります。
交通事故で弁護士費用特約を利用して弁護士を探す1番手っ取り早い方法は保険会社からの紹介が交通事故案件を得意とする弁護士を楽に探せると思います。
が、私が最初にとった行動は何度か別件で相談に行った6〜8人ほど弁護士が在籍する割と大きめの法律事務所へまずは相談へ行きました。相談の結果しっかりと受任出来るとの返答があり話し易い弁護士だったので委任する事にしました。
でも、自動車そのものの知識不足、交通事故案件をあまり取り扱った事がないのが後々に判明し選択は失敗だったかな〜と思ってます。動産類被害の整理と相手方保険会社からの窓口になってくれるのでそれはそれで有り難いのですが後に書く理由からイマイチ頼りにはなりませんでした😭
✅被害額確定、車輌調査員の眼力
建物 約100万円
動産 約95万円
車輌 約246万円
この被害を受け私の交渉目的は
建物全額、動産6割、車輌は新価格特約を利用し新車乗換
しかし、上記は被害者側の主張であり保険会社が認めるか否かは別。その上、相手方保険M社と新価格特約を利用するため自車保険T社とも交渉しないといけなくなった。先にも書いたように金額が大きく交渉先が複数になるので情報整理と交渉窓口を弁護士特約を使って弁護士に依頼しました。
車輌専門調査員 = アジャスター
保険会社側からアジャスターが被害額を見積
車輌調査1回目
M社130万円、T社127万円を提示。
日産の見積とは100万円以上の差
保険会社は安く抑えたいので想定はしていましたがあまりにも低すぎる提示額だったので一蹴し再度調査するように求める。
車輌調査2回目
M社175万円、T社127万円
再調査せず新価格特約を使わせたくない態度を示す。
弁護士がT社に交渉するも弁護士報酬を弊社が出すのだからこちらに交渉するのは❌と取り合ってもらえず…
この理論はおかしい
弁護士特約の保険契約でお金を払っているのは契約者である私であり契約者の利益の為に弁護士は動かなくてはならない。
が、この理論でブルってしまった弁護士はT社への交渉は難しいと言うのでT社に関しては私が交渉せざるを得なくなりました。この辺りが弁護士選定失敗の1番の要因かな仕方ないので
T社とアジャスターに対しては私がきっちり話しを詰める事にしました
続く……②