CSと書いて、Custumor Satisfaction 顧客満足と読む


今日、忙しい診療が終ってすぐ、15時から東京から講師を招いて


CS講習会を行いました。


当院23名のスタッフで


面白かった


日ごろ感じていることを具体的に言葉にしてもらうと


とっても染み渡る。 すごく判りやすかったです。


顧客=患者満足度のために


もっともっと勉強します。


奥が深い!


不妊治療に携っていると、妊娠の成否に関わる一番は、何といっても「たまご」


卵子の数と質、これが最も大事


・・・って、ことは、不妊専門医ならみんな知ってること


でも、でも、でも、、、、、


ごくごーく、たまーに、というか 


奇跡的に、信じられないことが起きます


体外受精で、本当に質がよくない受精卵を戻して、半ばあきらめていたのに


妊娠ーーーーーん!


ずーっと卵もとれずに、ジリ貧状態が続き、ようやく採取できた1個で


妊娠~~~~ん!


だから、だから、絶対にダメとは言えない


人間の底力、不思議な力はあなどれない


でも、、、、、、限界はあるのですね


そこが難しい

つまらん自分の愚痴ばっかり書いててもしょーもないので、、、


アンチエイジングって言葉がはやっているようですが


こと、卵巣に関しては、このアンチエイジングは何も対抗策がありません


卵子になっていく卵子の元の細胞(=原始卵胞)は、胎児期の前半の6ヶ月間しかつくられません


この期間に創られた原始卵胞を卵巣に保管して、それが毎月1k所ずつ排卵していくわけですが


この原始卵胞、厄介なことに排卵する個数より減少していく個数の方が断然多いのです


排卵は10歳前半から始まりますが、それまでの間に700万創られたものが30万程度に減少しています


30万でスタートしても、原始卵胞はどんどん減少していきます


50歳前くらいで卵巣の中の原始卵胞はゼロになってしまいます


つまり、ここで閉経するわけですね


また、胎児期に作られた原始卵胞を使って排卵するわけですので、年齢が経てば経つほど


古くなった卵子が排卵するわけです


このように年齢とともに卵子は減少し、卵子は老化していきます


これを若返らせたり、数を増やす方法は皆無です


だって、胎児期にさかのぼることはできないし


無理な話なんです


だから、今ある卵子でできるだけのことを最良の方法を進んで選択していくことが本当はベストなんです


でも人それぞれ考え方もあるし、経済的な問題もあるし、いろいろヒトは問題を抱えている


そうこうするうちに卵子は無くなってしまうし


ジレンマジレンマ