これこをほんまもんの役者です。

5分の世界に、妊娠判定で陰性だった方の気持ちを察しつつ、次のステップを持ちかける。当事者の患者さんはわかんねよなー。パニック。でも進まねば。(こういう時は不妊相談士、看護師へバトンタッチ)

で、すぐ次の患者さん、長い治療の結果、やっと出た陽性!でも極めて淡々と「妊娠してますよ」としか僕には言えない、次に進まなかったり、流産したりという経験が身にしみてるから。「次のハードルだよ!」と言って送り出す。

で、また患者さん入れ替わり、排卵誘発やってもやっても卵胞できないPOFの方。うーん、どうなんだろうーと思いつつも、もう1回薬のんで反応することもあるから、また来週ね。ととりあえずの指示を出してる自分が情けない。

次は、先々週妊娠判定が出て大喜びだった患者さん、「残念ですが、心拍が見えていないですね」「もう数日待ってみてみましょう、可能性はかなり低いとは思います」と伝える心境は辛い。

で、毎日この喜怒哀楽を3-5分毎に繰り返し続ける。本当の役者だと思いますわ。精神もどんだけタフじゃないと。でもこれがこの仕事を選んだ宿命ですね。喜怒哀楽をサッサッと切り替えていく。それがよくないことだと思ってるからまた心の葛藤が。でも進まざるを得ない、

こんなことやってると医療人も大きなストレス抱えてしまっていつか病んでしまうのではと真剣に5-6年前から考えてます。全員が上手く行けばいいのだろうけど、、、そうもいかず、上手くいかなかったところからも何かを学びとりたいし。

なんかばらばらになってしまいましたが、こんなこと感じながら毎日の診療やってます。ってことです。