渡良瀬遊水地へは、栃木市経由で東武線に乗り換え、田園の中にある柳生駅が最寄り。まずは「三県境」と呼ばれる地理的珍名所を訪れた。駅のそばには三県境通りと名がついた道があり、道中には案内板が配されるなど結構PRしている。
田園の集落を10分ほど歩いた先、渡良瀬遊水地の堤防が迫る脇に広がる田畑とのど真ん中に、三県境は位置している。栃木県栃木市・群馬県板倉町・埼玉県加須市が接するところで、三県がぴったり一ヶ所で接したスポット。三方から続く水路の合流点に立つ県境杭が、そのポイントだ。
三県境は全国で40ヶ所以上あり、ほとんどが山頂や尾根や河川上に位置するため、歩いて訪れられるのはここだけ。もとは渡良瀬川と谷田川が合流した川の中だったが、この付近の渡良瀬川は「海老瀬の七曲がり」と呼ばれる蛇行で、改修工事が施され河道が移動。後に渡良瀬遊水地の造成により発生した土砂で、付近は埋め立てられ田畑に整備された経緯がある。
県境杭はその整備の際に据えられ、後の調査で発掘されたもの。合わせて付近の測量が行われ、ここが三県境と特定されると、杭を中心に付近が園地として整備された。現在では地理や地図、特に境界愛好家の「聖地」として、人気が高いスポットとなっている。
県境杭のまわりには、かつての渡良瀬川と矢田川がU字溝でプチ復元され、各県名の表示板も設置。水路を跨ぎながら3歩で三県を巡るのが、訪れた人がやるお約束で、そばに添えられた木製のボックスには記念スタンプや寄せ書きノート、さらに映え撮影用の各県名プレートまで用意されているなど、まさに三県が協力してPRしているおもしろ名所だ。
三県さんぽを果たしたら、渡良瀬遊水地にも足を伸ばしましょう。
田園の集落を10分ほど歩いた先、渡良瀬遊水地の堤防が迫る脇に広がる田畑とのど真ん中に、三県境は位置している。栃木県栃木市・群馬県板倉町・埼玉県加須市が接するところで、三県がぴったり一ヶ所で接したスポット。三方から続く水路の合流点に立つ県境杭が、そのポイントだ。
三県境は全国で40ヶ所以上あり、ほとんどが山頂や尾根や河川上に位置するため、歩いて訪れられるのはここだけ。もとは渡良瀬川と谷田川が合流した川の中だったが、この付近の渡良瀬川は「海老瀬の七曲がり」と呼ばれる蛇行で、改修工事が施され河道が移動。後に渡良瀬遊水地の造成により発生した土砂で、付近は埋め立てられ田畑に整備された経緯がある。
県境杭はその整備の際に据えられ、後の調査で発掘されたもの。合わせて付近の測量が行われ、ここが三県境と特定されると、杭を中心に付近が園地として整備された。現在では地理や地図、特に境界愛好家の「聖地」として、人気が高いスポットとなっている。
県境杭のまわりには、かつての渡良瀬川と矢田川がU字溝でプチ復元され、各県名の表示板も設置。水路を跨ぎながら3歩で三県を巡るのが、訪れた人がやるお約束で、そばに添えられた木製のボックスには記念スタンプや寄せ書きノート、さらに映え撮影用の各県名プレートまで用意されているなど、まさに三県が協力してPRしているおもしろ名所だ。
三県さんぽを果たしたら、渡良瀬遊水地にも足を伸ばしましょう。
