四万十川の川魚料理では市街で一、二を争う名店で、筒漁で獲った天然の鰻とか、とある究極のグルメ漫画で京極さんが口にして涙した天然鮎も、メニューに普通に載っている。川系だと川海老にゴリに青さのり、海系だとウツボにチャンバラ貝にカツオあたりもカバーしており、魚好きにはたまらない魅力的な店である。
20年ほど前に魚食紀行の文庫を出した際に取材で来たことがあり、その際に川魚天然物ツートップはいただいたことがある。どっちも相応のお値段なので緊縮旅の此度はスルーして、栗焼酎の「ダバダ火振」を傾けつつ、青さのり天ぷらとカツオ塩たたきを合わせた。
塩たたきは、とある究極のグルメ漫画で京極さんがドヤ顔で紹介している、土佐のご当地流のカツオの食べ方。醤油や酢のタレを使わず塩をして押しているので、ほのかに温かくしっかり弾力があり、もっちりした赤身の旨さをシンプルに味わえるのがいい。青さのり天は天つゆにひたすと、塊がハラハラと海苔に戻っていき、口にすると磯の香りが実に芳醇。
フレンドリーさもこの店の特徴で、20数年ぶりの再訪を伝えたら、お姉さんが「店、全然変わってないでしょ?」と笑う。今度はそこまで間を空けずに、絶品の天然川魚たちを味わいに遠路はるばる来たくなる、四万十のローカル魚の名店である。
20年ほど前に魚食紀行の文庫を出した際に取材で来たことがあり、その際に川魚天然物ツートップはいただいたことがある。どっちも相応のお値段なので緊縮旅の此度はスルーして、栗焼酎の「ダバダ火振」を傾けつつ、青さのり天ぷらとカツオ塩たたきを合わせた。
塩たたきは、とある究極のグルメ漫画で京極さんがドヤ顔で紹介している、土佐のご当地流のカツオの食べ方。醤油や酢のタレを使わず塩をして押しているので、ほのかに温かくしっかり弾力があり、もっちりした赤身の旨さをシンプルに味わえるのがいい。青さのり天は天つゆにひたすと、塊がハラハラと海苔に戻っていき、口にすると磯の香りが実に芳醇。
フレンドリーさもこの店の特徴で、20数年ぶりの再訪を伝えたら、お姉さんが「店、全然変わってないでしょ?」と笑う。今度はそこまで間を空けずに、絶品の天然川魚たちを味わいに遠路はるばる来たくなる、四万十のローカル魚の名店である。
