香川のご当地料理で人気の骨付鳥は、丸亀が発祥とされる。鶏の骨付もも肉をニンニクの効いたスパイスで味付けして焼き上げ、皮はパリパリ身はジューシーなのが特徴。市街に専門店が多数ある中、こちらは創業70年の老舗で、供する店では珍しく昼も営業しているため、地元のお客が多く普段使いされている店である。
骨付鳥は固めでかめば味が出る「親鶏」と、ふっくら柔らかな「ひな鶏」の二種があり、ひな鶏を頼み骨を片手に喰らいつく。肉汁がたっぷりほとびていて、かじるごとに手も顔もベタベタになるが、構っちゃいられないほどの旨さにガツガツと一気にいってしまう。油負けしそうになったら付け合わせのキャベツをかじるのが、大阪の串カツ的ルールだ。
締め飯は鳥飯もあるが、まわりの客が「にぎり」と頼んでいるのに乗っかると、おにぎり三つに鳥のスープが出された。このおにぎりを皿に残った脂とタレにつけて食べるのが地元流で、鳥の旨味と味付けの香辛料が凝縮されていて沁みるほどうまい。皿の残りとおにぎりをおかわりしたいほどで、主役の骨付鳥に勝りかねないスペシャルなオマケだ。
肉もおにぎりも瞬く間に平らげたら、後口を鳥のスープでさっぱりさせてごちそうさま。再訪の折には親鶏もぜひ味わいたく、その脂をおにぎりにて堪能するのももちろん楽しみである。
骨付鳥は固めでかめば味が出る「親鶏」と、ふっくら柔らかな「ひな鶏」の二種があり、ひな鶏を頼み骨を片手に喰らいつく。肉汁がたっぷりほとびていて、かじるごとに手も顔もベタベタになるが、構っちゃいられないほどの旨さにガツガツと一気にいってしまう。油負けしそうになったら付け合わせのキャベツをかじるのが、大阪の串カツ的ルールだ。
締め飯は鳥飯もあるが、まわりの客が「にぎり」と頼んでいるのに乗っかると、おにぎり三つに鳥のスープが出された。このおにぎりを皿に残った脂とタレにつけて食べるのが地元流で、鳥の旨味と味付けの香辛料が凝縮されていて沁みるほどうまい。皿の残りとおにぎりをおかわりしたいほどで、主役の骨付鳥に勝りかねないスペシャルなオマケだ。
肉もおにぎりも瞬く間に平らげたら、後口を鳥のスープでさっぱりさせてごちそうさま。再訪の折には親鶏もぜひ味わいたく、その脂をおにぎりにて堪能するのももちろん楽しみである。
