香川県の丸亀は瀬戸内海に面した城下町で、現存天守がある丸亀城で知られる。駅からは富屋町と通町の2つの商店街が城郭へのびており、行きに通った富屋町は金毘羅街道筋で石畳の通りに擬洋風のレトロ商店が点在、与謝蕪村ゆかりの妙心寺や観光地を描いたシャッターアートなどの見どころがある。
城郭へは西側から入り、資料館と兜岩を眺めてから御殿表門、足軽長屋、桝形付きの大手一ノ門とニノ門と巡り、急登の見返り坂を息切れ切れで登る。途中の石垣が城郭屈指の見どころで、上へ行くほど反る扇の勾配が美しい。二ノ丸を経て本丸へたどり着くと、国重文の天守が北東隅に鎮座。3層で櫓のように小ぢんまりしていて、一層目は板張り、二層目には唐破風、三層目は千鳥破風とそれぞれ建築の造作に特徴がある。
さえぎるものがない讃岐平野に位置するだけに眺望は素晴らしく、北西の姫櫓跡からは瀬戸大橋、今治造船のクレーンなど瀬戸内海方面を一望。南東の宗門櫓跡からは讃岐平野と、ぽっかりそびえる讃岐富士こと飯野山が、名の通り富士山の稜線を描いている。帰りに駅まで歩いた通町はアーケードで地元向けの商店が並び、中程の秋寅の館は鉄を商った秋山寅吉商店の建物を使った休憩処。それぞれの出口は京極通りに面し、沿道には骨付鳥の店が集中している。
城郭へは西側から入り、資料館と兜岩を眺めてから御殿表門、足軽長屋、桝形付きの大手一ノ門とニノ門と巡り、急登の見返り坂を息切れ切れで登る。途中の石垣が城郭屈指の見どころで、上へ行くほど反る扇の勾配が美しい。二ノ丸を経て本丸へたどり着くと、国重文の天守が北東隅に鎮座。3層で櫓のように小ぢんまりしていて、一層目は板張り、二層目には唐破風、三層目は千鳥破風とそれぞれ建築の造作に特徴がある。
さえぎるものがない讃岐平野に位置するだけに眺望は素晴らしく、北西の姫櫓跡からは瀬戸大橋、今治造船のクレーンなど瀬戸内海方面を一望。南東の宗門櫓跡からは讃岐平野と、ぽっかりそびえる讃岐富士こと飯野山が、名の通り富士山の稜線を描いている。帰りに駅まで歩いた通町はアーケードで地元向けの商店が並び、中程の秋寅の館は鉄を商った秋山寅吉商店の建物を使った休憩処。それぞれの出口は京極通りに面し、沿道には骨付鳥の店が集中している。
