昨夕と今日の朝は、紀伊勝浦を歩いて撮りました。紀伊半島南寄りの生鮮マグロの水揚げ港、かつ海が見える温泉地で、漁師町風情とリゾート温泉街が混在したような佇まいの街です。

行程は、昨夕はまずマグロ料理店が並ぶひと昔前の観光通りの駅前通り、かなり老朽化したローカルアーケードのいざかた通りなどをうろついて、勝浦港の岸壁から停泊中のマグロ漁船を眺めながら足湯の「海の湯」でひと息。まだ日があったので観光桟橋から、ホテル浦島のカメ型無料送迎船を利用させてもらい、敷地内の長さ154mのエスカレーター・その名も「スペースウォーカー」で狼煙山山頂まで登り、太平洋と勝浦湾の夕日を眺めたところでタイムアップに。

今朝は6時起きで、別途触れる勝浦卸売市場のマグロの下付から入札を見学、その後は延縄の浮玉を飾った「ビン玉通り」、脇中通りや船溜りの入江など昔の漁師町をぶらぶらして、亜熱帯の植物が繁るお蛇浦や弁天島の絶景海浜遊歩道を歩いて終了。あわせても3時間程度、アップダウンもなくマグロ食べ歩きや温泉宿泊まりに組み合わせて、手軽に歩けるコースかと。

洞窟温泉浴場「忘帰洞」で知られるホテル浦島、敷地内の散歩だけでも無料送迎船に乗れるのは発見で、タダで湾内遊覧できるのがありがたい。ほとんどのお客は駅周辺のマグロ料理屋しか訪れないけれど、昔風情の漁師町がかなり残っていたのも思わぬ収穫。漁村を舞台にした映画のロケにも使われたそうで、漁師町&ロケ地マップもひっそり用意されていた。旧態然な観光地ながらなかなか味があり、泊まって歩くのがオススメな漁港の街です。