森家の土蔵だった江戸末期築の建物を用いた、酒商田尻本店の脇の路地を抜け、県道へ出て富山港展望台へ。常夜灯を模した高さ20mの施設で、日本海側の列島中央に位置し古くから拠点港として賑わった、伏木富山港を見下ろす。階段に架かる浮き玉と漁網を見ながら登ると、眼下には神通川沿いに富山駅北口を結ぶ、富岩運河を見下ろす。富山市街を蛇行していた神通川跡を埋めるための土砂を産出するため、昭和10年に完成。全長5.1㎞で、中島閘門と牛島閘門の二つの閘門を備える。かつては港と富山市街への物流も担い、周辺には工業地帯が形成されていた。
運河の対岸の野積場の向こうは、北陸電力火力発電所。目の前に神通川と富岩運河の河口と接岸壁。右手の奥は富山湾が広がり、直下の岸壁には主要輸出品目の自動車がびっしり。東側には岩瀬大町・新川町通りの瓦屋根の町並みと寺町が。富山湾に沿って黒部方面の扇状地と、正面は湾越しに能登半島も遠望できる。南北逆さの地図では、この港からロシア韓国中国の近さがわかる。
展望台の向かいには岩瀬大町通りへの道標が立つが、県道を富山湾方面へ直進。鉄工所や運送会社の事務所、岸壁の上屋などの港湾風景を見て、県道を回り込むと岩瀬運河沿いへ出る。富山港周辺に整備されたもう一つの運河で、大漁橋からは上流に岩瀬の町並みと、河口方面は富岩運河と交わり、先に富山湾を臨む。沿岸の護岸には、親水遊歩道が整備。プレジャーボートの係留が多く、岩瀬橋からは岩瀬カナル会館の船だまり越しに、富山港線の線路が間近に。新湊と岩瀬の2港のみが水揚港の、白エビの看板を過ぎ、富山港線の終点の岩瀬浜駅へ。富山駅までは30分ほど。お疲れ様でした。
運河の対岸の野積場の向こうは、北陸電力火力発電所。目の前に神通川と富岩運河の河口と接岸壁。右手の奥は富山湾が広がり、直下の岸壁には主要輸出品目の自動車がびっしり。東側には岩瀬大町・新川町通りの瓦屋根の町並みと寺町が。富山湾に沿って黒部方面の扇状地と、正面は湾越しに能登半島も遠望できる。南北逆さの地図では、この港からロシア韓国中国の近さがわかる。
展望台の向かいには岩瀬大町通りへの道標が立つが、県道を富山湾方面へ直進。鉄工所や運送会社の事務所、岸壁の上屋などの港湾風景を見て、県道を回り込むと岩瀬運河沿いへ出る。富山港周辺に整備されたもう一つの運河で、大漁橋からは上流に岩瀬の町並みと、河口方面は富岩運河と交わり、先に富山湾を臨む。沿岸の護岸には、親水遊歩道が整備。プレジャーボートの係留が多く、岩瀬橋からは岩瀬カナル会館の船だまり越しに、富山港線の線路が間近に。新湊と岩瀬の2港のみが水揚港の、白エビの看板を過ぎ、富山港線の終点の岩瀬浜駅へ。富山駅までは30分ほど。お疲れ様でした。
