明治館の前の広い通りは開港通りで、市電が走る海峡通りの先は、函館ロープウェイ山麓駅へ至る二十間坂へ続いている。海峡通り沿いにも古い建築が集中、記念館や資料館に使われており、カトリック元町教会へ続く大三坂を挟んで海産物卸のエビス商会と川越電化センター、その先港側には蔦の絡まる北方歴史資料館。函館ハリストス正教会方面へ続く八幡坂のたもとには、もと安田銀行函館支店で旧ホテルニューハコダテだったホテルHakoBA函館の、丸みのある建物も見られる。

函館市文学館の先を港へ出てみると、北海道第一歩の地碑付近から港内と駅方面とロフト街を一望。ライムグリーンの木造洋館の相馬商会のところで海峡通りに戻り、基坂の上の後ほど訪れる函館区公会堂を見上げ、北方民族資料館で海峡通り付近の建築巡りは終わり。続きます。