福博であい橋を渡ると天神公園で、正面には第13回九州沖縄八県連合共進会時の来賓接待所だった、明治43年築の旧福岡県公会堂貴賓館が建つ。明治時代のフレンチルネサンスを基調とした、数少ない木造公共建築である。公園渡り橋を渡ると左に中央芝生広場、奥には旧福岡県庁舎の玄関だった石柱が、水辺の奥に欧州の神殿のように残っている。芝生広場越しに見える緑豊かな建物は、複合施設のアクロス福岡。天神中央公園側は、国内の屋上緑化施設としては最大級規模の「ステップガーデン」で、建物をひとつの山と見立て200種5万本もの植栽を施している。
公園を後に、市役所と中央警察署の間のエル通りを進むと、三越が入った西鉄福岡駅(天神)が迫ってくる。左には博多大丸本館と、向かいにエルガーラビルが。平成9年築の名の通りL字型をしたビルで、下層階は大丸の東館。両ビルの間は、パリの街並みをイメージした「パサージュ広場」になっている。沿道には日本とアジア、ヨーロッパのアーティストによる3つの彫刻作品が並び、休憩所やイベントスペースも。抜けると国体道路の広い通りに出て、渡辺通4丁目交差点を渡り三越の入口を過ぎ、西鉄線の高架をくぐっていく。
警固神社の境内へと入ると、手前に鳥居のトンネルの今金稲荷神社が小さな社を構える。伏見稲荷大社の祭神の宇迦之御魂神を祀り、二体の笑いキツネを撫でると福がついて回るという。警固神社は福岡城鎮守の神、福岡藩二代藩主・黒田忠之の産神として、歴代藩主の崇敬が厚かった神社。もとは福岡城本丸にあり、警固の地名は鴻臚館近くに置かれた大宰府の防衛施設・警固所にちなんだものという。
公園を後に、市役所と中央警察署の間のエル通りを進むと、三越が入った西鉄福岡駅(天神)が迫ってくる。左には博多大丸本館と、向かいにエルガーラビルが。平成9年築の名の通りL字型をしたビルで、下層階は大丸の東館。両ビルの間は、パリの街並みをイメージした「パサージュ広場」になっている。沿道には日本とアジア、ヨーロッパのアーティストによる3つの彫刻作品が並び、休憩所やイベントスペースも。抜けると国体道路の広い通りに出て、渡辺通4丁目交差点を渡り三越の入口を過ぎ、西鉄線の高架をくぐっていく。
警固神社の境内へと入ると、手前に鳥居のトンネルの今金稲荷神社が小さな社を構える。伏見稲荷大社の祭神の宇迦之御魂神を祀り、二体の笑いキツネを撫でると福がついて回るという。警固神社は福岡城鎮守の神、福岡藩二代藩主・黒田忠之の産神として、歴代藩主の崇敬が厚かった神社。もとは福岡城本丸にあり、警固の地名は鴻臚館近くに置かれた大宰府の防衛施設・警固所にちなんだものという。
