いったん出雲大社の境内へ戻り、270畳の大広間に長さ13メートルの大注連縄とスケールが大きい神楽殿を過ぎ、大社を後にして西側の通りへ歩いてみる。こちらも白壁や黄土塀が続く静かな通りで、現在も社家を務める千家国造館、先には千家が伏見稲荷から分霊して祀った都稲荷社などが点在する。通りは別名「阿国の道」とも呼ばれ、尼僧となり余生を連歌を詠み過ごした連歌庵には阿国の木像が配され、県道沿いの高台には阿国の墓など、歌舞伎の祖とされる出雲阿国ゆかりの史跡が続く。
沿道の右手にそびえる奉納山公園には、出雲阿国終焉の地碑先の中腹に於国塔が立ち、阿国のレリーフが添えられた塔を囲む玉垣に、歌舞伎の名役者の銘が並ぶのはさすが。塔からは門前町の瓦の家並み、白砂の稲佐の浜の先には広がる日本海の、180度のパノラマが広がっている。県道に戻り田畑の守護神の大歳社の小社を見て、突き当たりの稲佐の浜へ。国譲り、国引きの神話で知られ、松林の陸寄りには大国主大神と建御雷之男神が国譲りの交渉をしたという、屏風岩が見られる。
弁財天を祀る弁天岩のたもとから浜辺に立ち、神在月に多くの神様がここへやってくる様を想像してみたところで、出雲大社散策はお開きにしましょう。
沿道の右手にそびえる奉納山公園には、出雲阿国終焉の地碑先の中腹に於国塔が立ち、阿国のレリーフが添えられた塔を囲む玉垣に、歌舞伎の名役者の銘が並ぶのはさすが。塔からは門前町の瓦の家並み、白砂の稲佐の浜の先には広がる日本海の、180度のパノラマが広がっている。県道に戻り田畑の守護神の大歳社の小社を見て、突き当たりの稲佐の浜へ。国譲り、国引きの神話で知られ、松林の陸寄りには大国主大神と建御雷之男神が国譲りの交渉をしたという、屏風岩が見られる。
弁財天を祀る弁天岩のたもとから浜辺に立ち、神在月に多くの神様がここへやってくる様を想像してみたところで、出雲大社散策はお開きにしましょう。
