露天神社から細く込み入った飲み屋街を抜け、梅新東交差点から梅新南交差点へ。新御堂筋と梅田新道がここで合流、御堂筋となり大江橋で堂島川を渡り中之島へ至っている。
御堂筋の右には辰野金吾設計で緑の円屋根が美しい日銀大阪支店の洋館、向かいは大阪市役所で、土佐堀川沿いにみおつくしプロムナードという、欅並木の遊歩道がのびている。沿道には本館と両翼からなるネオ・バロック建築の中之島図書館、アーチ屋根が特徴の煉瓦造りネオ・ルネッサンス様式の中央公会堂、安宅コレクションを中心とした東洋陶器を揃えた東洋陶器美術館など、錚々たる所以の洋館群が続く。どれも大き過ぎで撮影するのにひと苦労、中央公会堂は通りを渡った先から撮ると、ど真ん中に交通標識が入ってしまうのがご愛嬌だ。
ライオン像が構える難波橋をくぐると、中之島公園のバラ園が広がっている。中之島公園は大阪初の都市公園で、バラ園は最盛期は4000本が咲き乱れるそうだがいまは端境期で、ピンクや白や黄色のバラがちらほら見られるのも風情があっていい。花壇はその品種が開発された年代別に作られ、高台からはガーデン越しに中央公会堂の赤煉瓦の洋館も臨める。広大な芝生広場を抜け、鉄骨が無骨な天満橋を螺旋の通路で眺めながら登り、橋が架かる天神橋筋へ。付近の大川の岸は天神祭の船渡御の発地で、天神橋筋商店街のアーケードの途中を右へ、土塀越しに行ったところに、大阪天満宮の大門が構えている。
学問の神様であり、大阪の夏を彩る天神祭が祭礼として行われる、大阪天満宮。大川側を向いた表門の大門をくぐると、正面には天保14年築の豪壮なつくりの本殿が鎮座する。左右には鯉と龍の灯篭を配した東西の登龍門が構え、合格祈願の絵馬がずらりと掲げられているのが印象的だ。背後には菅原道真が大宰府に向かう前に参拝したという大将軍社、赤い提灯が連なり狐の爪研ぎ石が回廊にある白米稲荷社など、末社も数多い。
一巡して参拝し、裏門から出て上方落語の発祥の所以がある地にできた定席の繁昌亭を見たら、曽根崎通りに出て桜宮橋方面を目指しましょう。
御堂筋の右には辰野金吾設計で緑の円屋根が美しい日銀大阪支店の洋館、向かいは大阪市役所で、土佐堀川沿いにみおつくしプロムナードという、欅並木の遊歩道がのびている。沿道には本館と両翼からなるネオ・バロック建築の中之島図書館、アーチ屋根が特徴の煉瓦造りネオ・ルネッサンス様式の中央公会堂、安宅コレクションを中心とした東洋陶器を揃えた東洋陶器美術館など、錚々たる所以の洋館群が続く。どれも大き過ぎで撮影するのにひと苦労、中央公会堂は通りを渡った先から撮ると、ど真ん中に交通標識が入ってしまうのがご愛嬌だ。
ライオン像が構える難波橋をくぐると、中之島公園のバラ園が広がっている。中之島公園は大阪初の都市公園で、バラ園は最盛期は4000本が咲き乱れるそうだがいまは端境期で、ピンクや白や黄色のバラがちらほら見られるのも風情があっていい。花壇はその品種が開発された年代別に作られ、高台からはガーデン越しに中央公会堂の赤煉瓦の洋館も臨める。広大な芝生広場を抜け、鉄骨が無骨な天満橋を螺旋の通路で眺めながら登り、橋が架かる天神橋筋へ。付近の大川の岸は天神祭の船渡御の発地で、天神橋筋商店街のアーケードの途中を右へ、土塀越しに行ったところに、大阪天満宮の大門が構えている。
学問の神様であり、大阪の夏を彩る天神祭が祭礼として行われる、大阪天満宮。大川側を向いた表門の大門をくぐると、正面には天保14年築の豪壮なつくりの本殿が鎮座する。左右には鯉と龍の灯篭を配した東西の登龍門が構え、合格祈願の絵馬がずらりと掲げられているのが印象的だ。背後には菅原道真が大宰府に向かう前に参拝したという大将軍社、赤い提灯が連なり狐の爪研ぎ石が回廊にある白米稲荷社など、末社も数多い。
一巡して参拝し、裏門から出て上方落語の発祥の所以がある地にできた定席の繁昌亭を見たら、曽根崎通りに出て桜宮橋方面を目指しましょう。
