当時から続く2軒の八丁味噌蔵のひとつ・カクキュー八丁味噌は、蔵の見学ができる。場内には文化財に指定された明治40年築の洋館風の建物など、かつての仕込み蔵が並び、矢作川に近いため洪水を避けるよう、石垣の上に建てられている。まずはこ仕込みに使われていた資料館を見学。注目は当時の仕込みの様子で、2トンの大豆を蒸す大釜と甑、味噌玉を運び麹付けをする2階、発酵した味噌玉を入れる「六尺」と呼ばれる仕込み桶などが見られる。それぞれ人形を使って作業風景が再現され、六尺の中で水加減を見ながら足踏みする職人は、味噌の味を決める熟練なのだそうだ。最奥には天保10年製の巨大な六尺が鎮座、蔵で最古の桶だったそうである。
かつて指定されていた宮内庁御用達の木看板、観光ポスターとタイアップした広告や駅に掲げられていた宣伝看板など、営業関連の展示を見たら、仕込み桶が並ぶ蔵のひとつ「甲子蔵」を見せてもらう。ずらり並ぶ六尺の上には、矢作川の川原でとれた丸石が重しにされ、きれいに積まれた様子はまさにアート。積み方も熟練の職人技で、味噌の味を決める重要な要素だそうである。この蔵の六尺は最古のものが天保15年製で、令和元年に作られた真新しい桶と並ぶ様が見られる。
見学後は味噌汁の試飲ができ、この日は北海道大豆を使った八丁味噌のもの。桶出しそのままで、粒状の味噌のためやや渋みがあるがどっしりした味わいである。売り場ではほか、三河産の大豆を使い漉した味噌、米麹を合わせた赤だし味噌あたりが手頃で、さらに現役最古天保15年の六尺を使った天保桶仕込みや、創業当時の原料大豆「矢作」を使ったヴィンテージ味噌なども。
赤だしを一箱と、堂島ロールとコラボした八丁味噌ラスクをお土産に、岡崎ミッションは終了としましょう。
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