伊勢市の撮影が昼前に終わったので、以前撮った写真で載せる予定だった斎宮も動画を撮りに行ってみた。伊勢市から近鉄でやや松阪寄りに戻ったところで、かつて斎王がとどまる都が置かれた地である。斎王とは天皇に代わり伊勢神宮に参拝する名代役のことで、天皇の娘(姫)が選ばれ伊勢神宮に近いこの地に入り、年に三度神宮へと参拝に通う。斎宮はいわば女性の都・姫の都といえる。

こちらもたどったのは前回と同じルートで、斎王の時代の生活を体験できる「いつきのみや歴史体験館」、役所である斎宮寮庁の正殿と東と西の脇殿を再建した「さいくう平安の杜」、駅の正面の「斎宮跡10分の1史跡全体模型」。駅前に広がる広大な史跡の眺めとともに、いにしえの都の華やかさを想像できる。