江名子川付近の八幡地区にある、飛騨の郷土料理の店。建物は新潟の柏崎から移築した、1860年築の古民家を移築しており、三角屋根の豪壮な建物の中は高い天井と大広間が広がる。焼き物が名物で、卓には炭火焼きの炉が設けられているのが特徴である。
界隈の料理はなんでもある中、昼食なのでシンプルかつご当地らしいものとして、漬物ステーキを注文。白菜の切り漬けやカブの漬物のスライスを、サッと炒めて卵でとじたもので、鉄板で出されジュクジュクと音を立てている様は、まさにステーキの見栄えだ。シンプルながらこれが滅法うまく、熱を加えたため乳酸の旨みが活性化。卵でとじたため酸味が丸くなり、一緒に頼んだこの時期の山菜の混ぜご飯のこんてつめしがよく進む。
飛騨は山がちな土地柄のため、古くから地元でとれる産物に限りがある。地場産の食材に加工品が多彩なのは、そのためだという。保存に重きを置いた食材も多いが、同じ食材が続くとさすがに飽きるので、手っ取り早く変化をつけるのが焼くこと。このステーキや朴葉みそ、揚げ焼きなどがまさにそれで、熱を加え香ばしくなり特性がより引き出されるともいえる。
「山車」や「玉乃井」など、蔵をのぞいてきた地酒とも合わせたいが、世の状況から酒が提供されてないのが、地酒どころだけに残念。再訪時には鶏ちゃんや飛騨牛などの焼き物といただくのも、楽しみな店である。
界隈の料理はなんでもある中、昼食なのでシンプルかつご当地らしいものとして、漬物ステーキを注文。白菜の切り漬けやカブの漬物のスライスを、サッと炒めて卵でとじたもので、鉄板で出されジュクジュクと音を立てている様は、まさにステーキの見栄えだ。シンプルながらこれが滅法うまく、熱を加えたため乳酸の旨みが活性化。卵でとじたため酸味が丸くなり、一緒に頼んだこの時期の山菜の混ぜご飯のこんてつめしがよく進む。
飛騨は山がちな土地柄のため、古くから地元でとれる産物に限りがある。地場産の食材に加工品が多彩なのは、そのためだという。保存に重きを置いた食材も多いが、同じ食材が続くとさすがに飽きるので、手っ取り早く変化をつけるのが焼くこと。このステーキや朴葉みそ、揚げ焼きなどがまさにそれで、熱を加え香ばしくなり特性がより引き出されるともいえる。
「山車」や「玉乃井」など、蔵をのぞいてきた地酒とも合わせたいが、世の状況から酒が提供されてないのが、地酒どころだけに残念。再訪時には鶏ちゃんや飛騨牛などの焼き物といただくのも、楽しみな店である。
