島を時計と逆回りに沿岸を歩くと、鳥居をくぐり青島神社の参道へと入っていく。神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地から、縁結びの社として人気があるという。本殿に参拝すると、右の方に島の中心に向けてのびる道がある。入口は絵馬でつくられた「祈りの道」というトンネル、その先は島の中心にある元宮へ続く、亜熱帯樹林の中の小道となっている。かつて陛下が植物観察のために訪れ、御成道にもなっている。

周囲はビロウなどの亜熱帯植物が繁り、ジャングルのような様相。道の途中で倒れた木もあり、くぐりながら元宮へたどり着く。祠の右には貝殻を積み重ねた塚のようなものがあり、島の浜で拾った貝殻に願いを込めて納めるそう。左には磐境に土器の皿を願い事を呟きながら投げ入れ、入ると願いが叶い、割れると開運厄除になるという「天の平瓮投げ」も。

良縁祈願?をしっかりしたところで、島をぐるりと一回りしてみましょう。