旧港に停泊している遠洋漁船で、資料館で習った、船の種別などの見分け方を実習。マグロ船は定位置に落ち着いて、延縄の投縄揚縄を行うため、ずんぐり、どっしりした見た目。投縄揚縄の作業を行う右舷前方が、切れ込んでいるのも特徴です。カツオ船は群れに向け移動するため、スリムな船体。船首に、散水装置がついているのも特徴です。

マグロ遠洋延縄漁船は、379t/409tクラス。ひと航海が180~540日で、漁場へはニュージーランド沖まで20日、大西洋だと40日あまり。遠洋カツオ船は359t/499tクラスで、ひと航海は30~60日程度です。漁船登録番号は、英文字は県名の略称で、静岡はSO、宮城だとMY、三重だとMEなど。数字は1が遠洋漁業の大型船、2が沿岸漁業の中型船、3が日戻り漁の小型船など。