愛を叫ぶのは世界の中心だが、高田でコーヒーを飲むなら世界ノトナリ。なんてキャッチフレーズなぞないけれど、大町通りの中心であり映画館の高田世界館のトナリにある喫茶店がこちら。この映画館のファンな方が、映画を観た後に余韻に浸れる場所として、オープンさせた店である。建物は築60年の町家をリノベしており、擬洋風の映画館の隣に高田伝統の町家が、ピッタリハマっている。

コーヒーは地元の焙煎所の豆で入れた挽きたてでいれており、アイスでいただくと軽くスッと入っていく感じ。単品で頼むとアーモンドの菓子がお茶受けについていて、こちらはガッチリした甘さにリラックスできる。フードはキーマカレーほか、トーストやサンドイッチが揃い、キャベツとベーコンのトーストはシャキシャキに瑞々しいキャベツが主張。厚切りベーコンがゴロゴロたっぷりなのも嬉しい。

アンティークの扉の向こうは、雁木の町家の街並み。窓を覗くと高田世界館の堂々とした館。高田の町のど真ん中にいることを実感できる、町家カフェである。