
繁華街の中心・宇部中央のレトロなバスターミナルを過ぎ、中央町の交差点に目を引く作品が2点並ぶ。
・穹(きゅう・番浦有爾作)…今にも飛び立たんばかりの、一瞬をとらえた造形
そして横断歩道を渡ったところに、2つの繋がる球体が。そばまで近づくと、自身もその中に?
・SEED(増殖・伊藤憲太郎作)…細胞分裂を表す、まさに「増殖」がモチーフ。奥に工場の煙突が見えるのが宇部らしい風景。球体に見入っていると、空と太陽と宇部の街と一体になったような構図を実感する。
道路を挟んで2点を見比べると、増殖を背に飛び立つ瞬間、連続性が感じられる。形プラスアルファで見る人にこれをどう作ったか想像させたり、見えないものを見せるのも、宇部の彫刻の特徴だそう。
さらに、真締川沿いの彫刻も巡りましょう。