
シンフォニーロードに戻り、市役所方面の舗道を行くと、ハープの泉との広場へ。古代ハープをモチーフにした高さ7メートルのモニュメントに、毎時アラベスクかパッヘルベルのカノンが流れる仕組みになっている。
シンフォニーロードをまっすぐ行くと、高崎市役所のある高崎城跡にたどり着く。高崎の藩祖は井伊家17代目の直政で、関ヶ原の合戦で徳川方で大活躍した武将。高崎城は1598(慶長3)年に、氏によりこの地に築かれた。ここを中心に城下町や寺院が形成されたのが、いまの高崎の街の基礎となっている。
市役所とそのまわりの高崎城址公園周辺は三ノ丸にあたるエリアで、まわりに三ノ丸を囲む土塁と堀がわずかに残る。土塁は登って歩け、土塁の上から水堀を見下ろすことができる。城外の高崎公園は、かつての藩主の祈願所で廃寺になった大染寺の跡。噴水ほかミニ動物園があり、鶴の仲間で最も小型なアネハツルの親子の愛らしい姿が見られる。
上からも城の構造、市街や周辺を眺めてみましょう。