
今日の米沢は朝から雨、しかも時に強く降る予報で、雨雲レーダーと相談しながら歩くことになりそうだ。インドアものとうまく組み合わせながら、てくてくさんぼいってみましょう。
松が岬公園は1873(明治6)年に取り壊された米沢城本丸跡を整備した公園。米沢城は伊達氏、蒲生氏と続き、版籍奉還までの268年間は上杉氏の居城となった。現在は上杉神社ほか、堀の外側の二の丸跡には米沢市上杉博物館などが建つ。上杉鷹山像から松岬神社、上杉神社、上杉伯爵邸と巡るのがモデルコースなので、順に歩いてみることに。
入ってすぐ左の上杉城址苑は、県内の様々な物産を売る売店の他、郷土料理や米沢牛を頂けるレストランがある。米沢織りや笹野一刀彫、「毘」の文字が入ったTシャツや小物など上杉家ゆかりのグッズが。食品だと黄木、紀伊国屋、登起波の米沢牛加工品で、味噌漬けが各社そろっている。
上杉博物館は米沢城二の丸跡にある、米沢藩と上杉家にまつわる博物館。常設展示は上杉景勝の米沢入部に始まり、シアターやジオラマなどを通して、米沢の歩みが分かる構成になっている。国宝の画や「上杉家文書」などの文化財が保管され、目玉は上杉本の「洛中洛外図屏風」。狩野永徳作、信長が上杉謙信に贈ったものといわれ、2000年に複製されたものが展示されている。
見ていきたいところだが、降らないうちに野外ものを回りたいので、先へ行きましょう。