
松江駅から駅前の通りを直進、御手船場町を過ぎるとすぐに大橋川に突き当たる。宍道湖から中海へと流れ出る川で、川幅は広く遊歩道が設けられている。川越しにはコンベンション施設のくにびきメッセからくにびき大橋、左へ松江新大橋を俯瞰できる。
やや先には宍道湖の遊覧船「はくちょう号」の乗船場、そして川を小型の漁船がいくつも遡っていく。シジミ漁を終えた船らしく、これから水揚げ、出荷するため結構なスピードですぐ目前を走り抜ける。じょれんを使った漁に並ぶ、午前早めの松江の風物詩的な眺めである。
松江新大橋を渡りながら、対岸に並ぶ大橋旅館などの宿や飲食店街を遠望。右手たもとはシジミ漁の舟が係留された、ちょっとした漁港風景が見られる。帰港する船が起こす波に揺れ、船上には漁に使い巨大な熊手「じょれん」も。サイズ別にふるいにかけるシジミの選別器もあり、水揚げ場らしいたたずまいが感じられる。
ここから、旧市街のほうへ入ってみましょう。