訪れたもう一社・多気山不動尊は、北関東三十六不動尊霊場で、宇都宮城主の宇都宮氏が代々訪れた祈願所だった由緒もある。時下アジサイがきれいな山中をクルマで登り、入り口から本堂へは急斜面に石段がグッと延びる。

ここは厄除祈願の寺と知られ、護摩の炊き上げも受け付けている。200円という手軽な料金で、日に数度炊き上げてくれるのだから、地元では評判だそうだ。年に一度「火渡り」も行われ、その時用の朱文字の護摩で、自身も家内安全を祈願。