
次に伺う会場「有明アーバンスポーツパーク」は、BMX(バイシクルモトクロス)とスケートボードの、五輪初採用となる2競技の会場です。
有明テニスの森公園駅正面の、大規模なレースコースがBMXの会場です。U字板や坂などを走り芸術点をかせぐ「フリースタイル」と、400メートルほどのコースをコブやジャンプ越えて走る「レーシング」という、2つのカテゴリーが行われます。右奥のスタンドがスケボー会場で、プールや坂などを行き来して芸術点を競う「パーク」と、手摺や石段など文字通り町中を模したコースで芸術点を競う「ストリート」が行われます。
コースを一面に走り回り盛り上がるBMX「レーシング」は、中でもいちばん華のある競技でしょう。このコースは国際規格の男女共用のスタイルで、第3ストレートのみ男女が分岐して難易度がわけられています。480メートルとやや長く、スタート後8メートルから一気に駆け下りた後は、比較的フラットでスピード出づらいのが特徴だそう。試走したライダーは、かなり体力を消耗したとの感想も残しています。競技はまずひとりずつタイムトライアルを行い、タイム別に予選を組み分けし、以後はタイムレースでなく着順で順位などを決めていく仕組みだそうです。
収容人数は合わせて5000〜7000人で、見ての通りコースもスタンドも仮設のため、終わったら解体撤去される、有明地区唯一の仮設施設なのも特徴です。ではさらに先の箱物施設にも、足を運んでみましょう。