巷で街中華が流行っているようだが、場末感とローカル感では「町の片隅喫茶」も負けてはいない。スタバもドトールもエクセルもない駅前、喫茶するなら選択肢がここしかないという裏路地に、いい鄙び感の構えを見かけて腰を据えた。手書きのメニュー、ビデオゲームのテーブル、壁に貼られたコーヒー自慢。うん、こうでなきゃ。

で、こういう店の軽食は、まず外すことはない。オーダーを取りに来たおばちゃんの手作りであろうこちら、家庭の昼ごはんっぽいこれで充分的なあり方がまたよい。プレーンではなく高菜に走るところに、ご当地的タグづけを振り切れない自分がいるのだが。