なんとか城をめぐり終えたところで、雨が本格的に降り出した。調べたら百々橋のそばの「安土の辻」に市民バスのバス停があり、20分ほど待てば来るようだ。バス停まで300mなら何とか雨を我慢でき、バス停の小屋で雨除けしながら待った。バス停内にあった観光案内絵図が、つい見入ってしまったほど超レトロ。ほか街で見かけた安土城関連の観光情報媒体は、全体的にこのようなテイストばかりで、狙ってるのではなく単に更新されていないのが、ある意味凄い。

また安土城跡へは二次交通がなく、タクシーか駅前のレンタサイクルか徒歩25分かの選択になる。このバスも1日5便で、たまたまこの程度の待ち時間だからよかったが、でなければタクシーを呼ぶ羽目になるところだった。やってきたのはバスではなくワゴン車で、名物の赤こんにゃくから「あかこんバス」とのネーミングがゆるい。駅までわずか10分で200円、雨を凌げたのでよしとしましょう。

ほかにも関連施設を攻めたかったが、今日は月曜のため安土城入口の「城なび館」安土駅南口の「安土城廓資料館」郊外の「安土城考古博物館」天主の模型やVRが見られる「信長の館」の、いずれもお休み。まあ寒くて雨混じりの中頑張って歩いたので、安土城ミッションはこれでおしまいにしましょう。