琵琶湖疎水の大津閘門から三井寺駅を過ぎたところから、浜大津駅方面に向かって歩道が延びている。もと江若鉄道の廃線跡を整備した遊歩道「大津絵の道」で、構造物に大津絵があしらわれた散策路となっている。疏水に架かる「大津絵橋」は、欄干をよく見ると鬼と美女のレリーフが。他にも舗道のタイル、マンホール、壁面のプレートなどに、鬼と見返り美人が配されており、たどりながら帰るのが楽しい。

浜大津駅の起点に大きな藤娘の壁画を見て、てくてくさんぽはこれにて終了。日が暮れてまた雪がちらつき出したので、少し暖まってから宿へ帰りましょう。