休暇村奥武蔵の食事処「森のダイニング 彩」は西川材をふんだんに使っており、名の通り奥武蔵の森の中にいるような温かみがある。夕食は「彩りさいたま和彩ビュッフェ」と題し、3テーマのフェアを和食を専門とする料理長が腕を振るう。

この日は各フェアの代表的な料理が集められ、それぞれ特徴をつかみつつ味わうことができた。マッシュポテトといただくミートボール、ビールで柔らかく仕上げた豚肉の煮込みなどの「北欧料理」は、ムーミンバレーパークに所以する。「サーモン料理」は野菜とサーモンのローストやサーモン握り、「鮪とキノコ料理」は具材たっぷりのけんちんやトロトロのマグロ頰肉煮込みなど。野菜など山の味覚は地産を多用し、マグロほか魚介は豊洲直送とのことで、都心に近い立地らしい品揃えである。さらに冬季の平日限定「プレミアムディナービュッフェ」に出される炭火焼ズワイガニ、和牛のローストビーフ、大トロの握りに寒ブリのつくりも並ぶ豪華版だ。

そしてこの日は秩父に醸造所があるローカルウイスキー「イチローズモルト」も味わえた。ロックでいったらかなりとがったしびれる味わいで、蔵元めぐりの締めの一杯に目の覚める鋭さだった。明日ももうひと蔵、頑張って巡りましょう。