元旦の朝酒にて、菊水の辛口×おせち料理諸々。年のはじめの口開け一杯には、襟が正されるような淡麗辛口の酒におせちの定番ラインナップの、このコンビが似合う。

晦日の夜更かしのため寝坊の元旦、朝昼兼用の初食にて、今年もよろしくの乾杯だ。縁起物とばかり起きぬけ一杯をググッと空ければ、寝不足年越しにクラリクラリと回ること。エッジの効いた口当たりのおかげで、昆布巻き煮しめに箸がのび、また杯を迎えたところで正月気分がじわり湧いてくる。昼前にしてエンドレスの予兆、でも三が日はお咎めなしの一期一会。

厳しい寒波の正月に、酒の蔵元新潟の豪雪へと思いを馳せる。今年も北へ南へと、飛び回り食べては飲んでを予兆させる、雪国の酒を傾けつつの新たな年のスタートか。一献一品の小さな酒宴、今年も天下泰平なり。