日曜午後の本牧さんぽ、喉の神様の社に快癒祈願した後は、ゆったり湯治といきたい。三渓園からわずか5分、本牧通りにほぼ面したところに、立派な数寄屋造りの銭湯が。

おばちゃんにお金を払い、番台の脇から脱衣所へ。そこにはアナログ体重計に、風呂上がりのコーヒー牛乳の冷蔵庫、20円のマッサージ椅子。間門湯(まかどゆ)は絵に書いたような、オールドスタイルの銭湯である。薪で沸かした湯は熱めだがアタリが柔らかく、瀬戸内のペンキ絵を眺めたり高い天井を見上げながら、手足をぐっと伸ばして。

発声のしんどさで肩から首筋にかけて固まり気味だったが、43度の湯のおかげで大分ほぐれた感じに。ハマの下町ならではの熱い湯、温泉でなくとも湯治の効果はバッチリである。