建長寺を参拝したなら、本場のけんちん汁をいただきたいところ。しかし「鉢の木」も「五山」も「口悦」も通し営業がなく、一駅戻って大船へ。駅ビル7階の「檑亭北院」は、鎌倉山のそば懐石の「檑亭」の出店だから、代替店の落とし所として不足はない。

そば前は熱燗を竹原・中尾醸造の「誠鏡」手造り辛口に、月見とろろとお通しのそばかりんとうの組み合わせに。先日来、縁のある広島の酒をクイッとやりつつ、定番のそばアテが優しく染みる。調子に乗っての追加の胡麻焼酎「紅乙女」はもちろん、そば湯割で。割らずにそば湯チェイサーでいっちゃったりして。

締めの卵とじそばで程よく発汗すれば、風邪の体調不良を忘れてしまうほど。平日の鎌倉、なんともいいやね。