このままだと聖地巡礼の萌え旅にとられそうなので、順番が前後したが昨日のしまなみ海道自転車行をアップ。走ったのは大三島から尾道までで、今治までの全長の半分ほどにあたる30キロちょっとを、道中の見学もしつつ走破した。

14時ごろに多々羅しまなみ公園をスタート、まずは多々羅大橋へと上がる。橋への取付部はどこも緩い登りで巻いているので、さほどきつくはない。斜張橋は橋上の自転車道が海側に設置され、海上を走るようで実に爽快。眼下に速潮、遠くに島影を見ながらのサイクリングは、全国でもここならではだろう。

国産レモン発祥のレモン谷の黄色い身の畑を下り、生口島の北側は海岸に沿う平坦な道が続く。ビエンナーレの彫刻やパームツリーも点在し、快走といきたいが向かい風がきついこと。行程の場所場所で風向きが変わるのが、なかなかつらい。瀬戸田のレトロ商店街では、下校時の小学生が挨拶してきたりと、のどかな島時間を感じる。

瀬戸田の観光案内所でもらったミカンでビタミン補給して、いざ後半。生口島橋を渡れば因島で、造船所を見て重井へ、さらに白滝山を見上げながら大浜の美しい砂浜へと進む。因島大橋の取付部は道中一の登りで、疲れた後半には太ももがきつい。

因島大橋は桁下の専用道を行き、最後の向島へ下ると日暮れ時で、優美な吊橋に差す夕日が美しい。尾道に近づくに連れ、車が増えて市街らしくなり、いよいよゴールの雰囲気に。最後は駅前渡船に自転車ごと乗り、黄昏の市街を向かいに眺めて尾道水道を渡れば、駅前のゴールに無事、到着! 18時前だから全所要は4時間ほどで、大きな勾配もないので手頃な半日コースといったレベルか。

コースの様子が分かったので、次回はもちろん今治への走破を目指したい。日頃のエアロバイクのトレーニングの量を、もっと増やそうかな。