年越しそばを済ませてからの二年越し飲みに、長陽福娘×おでん。大晦日の深夜に年始を迎え待ちしながら飲むなら、萩の銘酒の一升瓶にお手製鍋物の、このコンビが似合う。

年末のバタバタにひと段落、残る数分をゆっくりしながら、正月用のとっておきをキュッとオープン。ポンと飛ばした栓の口から、やまぶき色の初春の香りが早くも薫る。クッとひと息やりながら、テレビをパチリといけば、年またぎの番組のオープニング。ゴボ天でグイッ、さつま揚げでググッ、と、おでんで盃を干すたびに、画面の寺社が移りゆく。ゆく年にお疲れ様、来る年によろしく、と交わす酒に感謝、期待の一期一会。

増上寺の除夜の鐘から、日付けが変わり初詣の華やぎに。画面にさだまさしが登場したら、新年の訪れを実感するのが毎年のお約束か。一献一品の小さな酒宴、本年もハナから天下泰平なり。

本年も諸々食ネタの情報発信、よろしくお願いします。