
台北の小ネタ集・交通編の続きは、台湾のJRにあたる台湾鐡道。台湾を海岸線沿いにぐるり1周するように線路が敷かれていて、台北から南部の高雄までは新幹線も通っている。今回は台北から、北端の港町・基隆まで利用した。
台北のセントラルステーション・台北駅は市街の中心にあり、地下鉄路線が集中していて行きやすい。中央駅らしくコンコースはすごく広く天井も高いホールで、出札窓口がズラリ並ぶ上には大パネルの時刻表が。いかにもここから汽車旅に出るぞ、という感じがする。
市街中心部は地下化されており、数面あるホームも地下にある。車両は割と近代化されている印象で、ステンレスの通勤電車や近郊電車に混じり、日本の旧国鉄風の特急電車も行き来する。普通車は地下鉄と同じく、クロスとロングが組み合わさった車両。地下線を出るとベッドタウンから近郊の田舎風景が広がり、なかなか汽車旅風情がある。
基隆へはおよそ40分ほど、地下鉄のプリペイドの悠遊カードも利用できるので、ちょっとした列車の旅を楽しむならお勧めた。