台北から基隆へは電車で40分、さらにバスで20分ほどの碧砂漁港には、近海の魚を直販する小売市場がある。現地表記で魚名を表示しているので、これは勉強になる。現物を見て分かりづらいのは類推してみたが、不明なのや間違いがあれば教えてくださいませ。

「土星芦」→スズキ。香りからか土の字が入るのか
「海午仔」→コノシロ。 澎湖と産地表示あり
「香魚」→アユで、これは言い得ている。「有蛋蛋」とは子持ちの意か。
「馬頭」→アマダイでこれも見た目のまま。「本港漁撈」とあるのは地元水揚げらしい
「活扇貝」→活けホタテ。「日本空輸」と表示されている
「鱈」「鮭」→このあたりはまんま。サンマも「秋刀魚」だが、近海でとれるのか?
「海石斑」→ハタ。名の通り、黒っぽい魚体に黒い斑点がある
「虱目魚」→台湾のローカル魚のサバヒー。「現殺」は活け締めのことか
「青衣」→アオブダイ。ほかにも見られる「野生」とは天然物か
「肉魚」→割と目にするエボダイ。あちこちで見られる「澎湖産」との表示は、冝蘭沖の好漁場である澎湖諸島近海。
「正紅條」→ユカタハタ。赤い南方系の魚体
「油帯魚」→タチウオ。脂がのっているからか
「鳥魚」→ボラ。からすみは「鳥魚卵」
「大閘蟹」→モクズガニ。陽澄湖産とある本場上海ガニ