今日は打ち合わせで江ノ島に行った後、モノレールで大船へ。かつては工場が集まり職工でにぎわい、松竹の大船撮影所があったことから映画の街としても知られた。

 その影響で大衆食堂や居酒屋も多く、のんべにとってはまさに天国。今宵も駅近くの焼鳥屋で下地をつくり、二軒目でやってきたのがこの店である。すすけた外観に街のレトロ焼肉屋かと思うだろうが、味と値段が驚愕。店名のジンギスカンをはじめ、ハツ、ミノ、ホルモン、レバ、カルビ、タンなど、一人前がなんと250円から。写真の盛り合わせも全部で3000円ちょっとと、余裕で腹一杯になれるのがうれしい。

 数ある肉の中でも、ホルモンやハツなど内臓系と羊肉が、獣臭がなく香りがいいので箸が伸びる。一味唐辛子をたっぷりまぶして寝かすと、辛味に肉の旨味が混じり、奥行きのあるうまさに。

 三人で満腹、うちふたりはホッピーを数杯あけ、ひとりはご飯をお代わりしてキムチやワカメスープを頼んでいるのに、計6000円ちょっとの安さも素敵。いつも大船では最低3軒ははしごするのだが、しっかり腹にたまる系で外さない一軒である。