
午後には三面川のサケ捕獲施設を訪れた。「ウライ」というこの施設、川の両岸を結んで鉄網のようなものを設けてサケが登れないようにし、両岸近くにそれぞれ設置された魚道の先の籠で、遡上するサケをすべて捕える仕組み。捕獲されたサケは隣接の孵化場へ運ばれ、採卵・受精されて放流できる大きさまで稚魚が育てられる。
孵化場に隣接した直売所では捕獲・採卵されたサケが売られている。トロ箱に入ったサケは丸のまま売っており、5キロのサケが1400円、2・5キロでは700円と激安。卵をとったあとのサケかと思ったら、聞くと朝とれたオスとのこと。卵をとったサケは「ハラキリ」との呼び名で、なんと1匹で200円と値札にあった。遡上してくるサケはエネルギーを使い果たしているとはいえ、ちょっと安すぎか。