会津中央乳業の牛乳、会津盆地は優良な原乳が生産地で、ここでは会津産の原乳のみを使用。生産者と工場の距離が近いため鮮度が良く、「人間が食べられない物を食べられるようにするのが酪農」とのこと。しかし震災時の影響は大きく、工場は稼働しているものの重油や紙パックが不足して製造に影響が出て、蒸気で15分かけて殺菌するトップブランドの「べこの乳」は、重油が使えないため製造できず、一般の牛乳の生産メインにに切り替えた。そして紙パックと重油のめどが立ちかかったところで、全県の原乳の出荷自粛の指示。出荷再開時は地元の学校やスーパーは苦しい時に牛乳を供給したことへの感謝もあってとってくれたが、首都圏で取引されていたべこの乳は回復していない。試飲で飲み比べると、べこの父は甘みが自然でいがらっぽさが舌に残らない。ちなみに社名は場所が会津盆地の中央であること、減っていく会津の乳業業者の中で産業をを背負っていく意味も込めて、この社名となっているそうだ。