[アニメ]江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間(2014年公開) | K's AtoZ LOG

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~さすらい見聞録~
3ヶ月に一度のペースでクラブでパーリーナイ。
毎年夏は湘南に出かけ、サーフィン。
だけど、中身が伴わず苦しむ地味な男が、
傷だらけで生き抜く日常の備忘録。


コナン失踪事件

原作:青山剛昌

脚本:内田けんじ

監督:山本泰一朗


ゲスト:コンドウ役 香川照之、香苗役 広末涼子



~感想~



『“鍵泥棒”の主役は…やっぱり香川さんだった(笑)』



記憶が新しいうちに、せっかくなので前回の“鍵泥棒のメソッド”とコラボした“名探偵コナン”を見ました。

これは絶対“鍵泥棒”を見てから見ることをお勧めします。

“鍵泥”の方の核心部分が結構明かされてたりしますので。



随所に“鍵泥”を見た人へのファンサービス的なコラボがちりばめられていて、「ニヤリ」とさせられました。

挙げだすとキリがないので、特にぼくが好きだったものだけ挙げますと


「俺がなんとかする」


「犯人がコンドウの部屋の隠し扉に気付いたタイミング」


「コンドウ、香苗以外のゲストキャラ」


「コンドウの銭湯での代金の支払い額」


とかでしょうか。


工藤新一のお父さんがコンドウの秘密をすでに解き明かしていたことにしたり、脚本の内田先生の「コナン愛」的なものを感じられるコラボでした。

コナンだけ見てる人はいつもの「らーーーーーん」「新一ーーーー」とかが少なかったので物足らないかも、とも思えますが、事件ものアニメとしてはすごいぎっちり“鍵泥”を彷彿とさせる伏線やシナリオの詰め方でぼくは大満足でした。


今回は蘭より哀にスポットが当てられていました。

“鍵泥”でもそうでしたが、内田先生はグイグイ来るヒロインより「感情表現が苦手だけど、ひたむきに大切な人のために努力する」タイプのヒロインに美徳を感じているのかなぁ、という気がしました。


あとおもしろかったのは、通常の“コナン”より、小五郎や哀といったサブキャラが大活躍で、いつもと違った角度からお話が見れたことです。


また、それに付随してそれぞれのキャラの捉え方が違っていたことで個性がいつもより鮮やかになっていたように感じました。


小五郎はいつもよりちょっと探偵っぽいところがありました。ただの操り人形でなく(笑)。


あと、哀がコナンを探す途中で襲われて移動手段を手に入れる必要ができた時に、やってきた車の運転手をためらいなく麻酔銃で撃つシーンでは「おお…そっか、哀は本来あっちの組織の人だしな…」といつもと違う発見が改めてありました(笑)。


そして蘭はいつもよりバイオレンスでした(笑)。


“鍵泥”とも通じますが、人が好きな人のために動くと冷静じゃなくなる、という描写がこちらでもあり、内田先生はそういう人間臭さみたいなのが好きなんだな、というのが伝わってきました。


想像以上にしっかり“コナン”と絡んでいて、“鍵泥”のいいところもぎっしりのとってもよくできたコラボだったと思います。


ただ、香川さんが演技力があるために「アニメのコンドウ」に合わせ過ぎてしまえていたため、コンドウの声があんまり「香川さんっぽく聞こえんかった」のがちょっと残念でした。香川さんが悪いのでもアニメが悪いのでもないです。

単に香川さんから感じる「香川さんらしさ」って表情とかお芝居の間とか、すごい繊細なところからできているんだ、ということなんだと思います。再発見しました。


一応、ちゃんとオリジナル“鍵泥”で堺雅人さんが演じた桜井も出てきてましたね。作者のやさしさを感じました(笑)。