監督=ヨアヒム・ローニング(「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」など)
今作は、「眠れる森の美女」のオーロラ姫に、永遠の眠りの呪いをかけたヴィラン、マレフィセントの視点から描いた物語『マレフィセント』の続編です。
前作「マレフィセント」で、オーロラ姫はマレフィセントの真実の愛を受け、永遠の眠りから目覚めました。
二人は血は繋がらないが、心と心で結ばれた、真の母子となったのでした。
あれから5年。
妖精の国ムーアでは、妖精や花が何者かによって盗まれ、ようとして行方が知れません。
一方、オーロラ姫は、美しい大人の女性へと成長していました。
ある日、彼女は、アルステッド国のフィリップ王子から求婚されます。
フィリップ王子の求愛を受け入れた彼女は、母であるマレフィセントに報告。
しかし、マレフィセントは承諾しません。
「愛はいつも、ハッピーエンドとは限らない。」と、忠告するのです。
それでも、母の反対を押し切り、オーロラ姫はフィリップ王子と婚約してしまいます。
アルステッド国から招かれたマレフィセントは、娘のために家来を引き連れ、渋々出向いて行くのでした。
しかし、両家対面での食事会で、フィリップ王子の母、イングリス王妃(ミシェル・ファイファー)との火花散る舌戦が勃発。
マレフィセントの怒りが爆発します。
その時突然、アルステッドの国王・ジョンが卒倒したのです!
呪いが再び、かけられたのか?
激しい憎悪と非難の中、マレフィセントは黒い翼を広げ、大空へと飛び去ってしまいました。
前作の「マレフィセント」では、邪悪な妖精マレフィセントが、オーロラ姫の成長を見守る内に母性に目覚め、真実の愛に気付く物語でした。
ヴィラン側からの視点で描くという斬新さと、意外なストーリー展開で、見応えのある作品になっていました。
しかし、今作では又、ディズニー王道のプリンス&プリンセス物に戻ってしまった感が否めません。
ストーリーもセオリー通りで、特筆すべきものはありませんでした。
特に、結末がお粗末です!
自分の実の親が陰謀の首謀者で、多くの犠牲者が出たのいうのに、争いが終わり、結婚してめでたしめでたしって、有り?
心の葛藤って、ないの?
なんて薄っぺらな作品なんだろうと、呆れるばかりでした。
とは言え、この作品の見所は、なんと言っても、ふんだんにお金をかけたCG映像の見事さに有ります。
妖精の国ムーアの、隅から隅まで緻密に描かれた、夢見るような美しさ、妖精たちの愛らしさには心を奪われました!!!!!
そして、戦闘シーンの迫力にも!!!
映像だけでも、代金を払って観る価値、充分有りだと思います!
マレフィセントと同じ種族が登場。
意外な物が弱点で、人間を恐れ、隠れて暮らしていた。
(フェニックスの子孫という設定に苦笑。)
118分
80点
今作は、「眠れる森の美女」のオーロラ姫に、永遠の眠りの呪いをかけたヴィラン、マレフィセントの視点から描いた物語『マレフィセント』の続編です。
前作「マレフィセント」で、オーロラ姫はマレフィセントの真実の愛を受け、永遠の眠りから目覚めました。
二人は血は繋がらないが、心と心で結ばれた、真の母子となったのでした。
あれから5年。
妖精の国ムーアでは、妖精や花が何者かによって盗まれ、ようとして行方が知れません。
一方、オーロラ姫は、美しい大人の女性へと成長していました。
ある日、彼女は、アルステッド国のフィリップ王子から求婚されます。
フィリップ王子の求愛を受け入れた彼女は、母であるマレフィセントに報告。
しかし、マレフィセントは承諾しません。
「愛はいつも、ハッピーエンドとは限らない。」と、忠告するのです。
それでも、母の反対を押し切り、オーロラ姫はフィリップ王子と婚約してしまいます。
アルステッド国から招かれたマレフィセントは、娘のために家来を引き連れ、渋々出向いて行くのでした。
しかし、両家対面での食事会で、フィリップ王子の母、イングリス王妃(ミシェル・ファイファー)との火花散る舌戦が勃発。
マレフィセントの怒りが爆発します。
その時突然、アルステッドの国王・ジョンが卒倒したのです!
呪いが再び、かけられたのか?
激しい憎悪と非難の中、マレフィセントは黒い翼を広げ、大空へと飛び去ってしまいました。
前作の「マレフィセント」では、邪悪な妖精マレフィセントが、オーロラ姫の成長を見守る内に母性に目覚め、真実の愛に気付く物語でした。
ヴィラン側からの視点で描くという斬新さと、意外なストーリー展開で、見応えのある作品になっていました。
しかし、今作では又、ディズニー王道のプリンス&プリンセス物に戻ってしまった感が否めません。
ストーリーもセオリー通りで、特筆すべきものはありませんでした。
特に、結末がお粗末です!
自分の実の親が陰謀の首謀者で、多くの犠牲者が出たのいうのに、争いが終わり、結婚してめでたしめでたしって、有り?
心の葛藤って、ないの?
なんて薄っぺらな作品なんだろうと、呆れるばかりでした。
とは言え、この作品の見所は、なんと言っても、ふんだんにお金をかけたCG映像の見事さに有ります。
妖精の国ムーアの、隅から隅まで緻密に描かれた、夢見るような美しさ、妖精たちの愛らしさには心を奪われました!!!!!
そして、戦闘シーンの迫力にも!!!
映像だけでも、代金を払って観る価値、充分有りだと思います!
マレフィセントと同じ種族が登場。
意外な物が弱点で、人間を恐れ、隠れて暮らしていた。
(フェニックスの子孫という設定に苦笑。)
118分
80点