ゴーグルが曇るということ。
今シーズン雪の状況がすごくよく、かなりみなさんパウダーライデイング等を楽しんだと思います。北海道では、このシーズンまだひざ上パウダー、、、、 最高。ぎょ、ぎょう、という便りも届きます。
さて、そんな状況もあり当社では、今まで以上にゴーグルの曇りに関する問い合わせをいたいています。 ” 世界No.1 曇らないゴーグル”なのに、曇ったぞ、、え、おかしいじゃーないかとかのお叱りをいただくときもあります。
まずは、ゴーグル内部がびっしょりと曇ったゴーグル見てください。
レンズの内部が冬場の家の中の窓ガラスの内側の結露のような状態で、MAXに
曇ってます。 曇っているというより、水分がべっとりとインナーレンズの表面に付着してしまってます。
このゴーグル、私の来期のサンプルゴーグル。最強のインナーレンズを採用、ベーパレーター機能搭載の世界で一番するれているアンチフォグゴーグルなのですが、、、
こんなに曇ってます。
私、流れは スノーボード歴30年近い、ゴーグルの隅から隅までを知り尽くした男です。
そんな私が使用してもこんなことになるのです。
理由は:
①その日は最高のパウダー日和で、ずっと雪が
降り続いていました。
② きゃーほー、きゃほーと奇声をあげながら林の中、雪庇、35度のオープンバーンに突っ込んで行ってました。 当然転倒、頭から雪まみれ、ゴーグルがぶっとぶこと1,2回。 車に戻った時のゴーグルの状態は
こんな感じです。
> ゴーグル上部は雪で塞がれてしまっている。→ ゴーグル内部の空気の動きが遮断され、外の乾いた空気が入り循環しないため、内部の水分を多く含んだ湿った空気がゴーグル内部に充満しています。
> そして極め付きは、最後コースから外れ、ビンディングを外しゴーグルを頭の上にのせてハイク30分。体も汗びっしょりになるほどの体温が上昇 → 人間の頭から発する熱は一番強いといわれています。その熱がビーニーの雪をとかし水蒸気に変えゴーグル内部に逃げ込みます。 もう、ゴーグル内部はサウナの状態。
こんな使い方をすれば、世界最強の曇らないゴーグルでも、
曇ってしまいます。
ベーパレーターレンズでも、ノンフォグ機能に限界があります。
だってそうでしょう。
たとえば、外の雨を一切通さない、空気だけを通す、最強のゴアテックス使用といっても
大雨の中、8時間・・・ やっぱり内部は少しは濡れますよね。。。
ということです。