水の常識 非常識 061 大彗星の謎 ⑤ 太陽系誕生の秘密を“冷凍保存” | カラダにいい水いい温泉 朝倉一善のブログ

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水の常識 非常識 061

 個々の温泉や名水の他に、心と身体にエネルギー情報をいただくた
めの水の新常識、その常識を阻害してしまう世俗の非常識について
も、毎月お伝えしています。
今回は、皆さんの関心が高い彗星が氷(水)からできているというお話

(本文)

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太陽系誕生の秘密を“冷凍保存”
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彗星の核を形作る宇宙空間の氷は地球上の氷のように結
晶構造をしているのではない、アモルファス(非晶質)
の氷だということを前回のブログで記しました。

ところで、宇宙の恒星と恒星の間の空間(星間空間)に
は、宇宙の物質(塵)が集まった、低温で高密度のガス
雲が存在するそうです。

謂わば“星の素”ですね。

水素分子(H2)を主成分とし、他に一酸化炭素(CO)、
一硫化炭素(CS)、アンモニア(NH3)、シアン化水素
(HCN)、エチルアルコール(C2H6O)などを含むこと
が、電波望遠鏡の観測によって確かめられているといい
ます。

さて、前号ブログでも紹介した、アモルファス氷の世界
的権威・北海道大学低温科学研究所の香内 晃(こうう
ち あきら)教授の論文
表面原子反応におけるアモルファス氷の触媒効果 香内 晃 - [PDF]によると、
         

星間分子雲にはアモルファス氷星間塵が存在し、そのア
モルファス氷の中には,ホルムアルデヒド(H2CO)、メタ
ノール(=メチルアルコール・CH3OH)などが含まれてい
る。

これらの分子は、より大きな有機分子に進化する可能性
をもった重要な先駆体である。

香内教授の研究室では、これらの分子が、低温状態で一
酸化炭素CO 分子(固体)へ水素原子を逐次付加する反応

CO+H → HCO
HCO+H → H2CO(ホルムアルデヒド)
H2CO+H → CH3O
CH3O+H → CH3OH(メタノール)

で生成されたことを実験的に明らかにした。

さらに、上記反応の温度依存性、氷組成依存性(純粋な
 CO、H2O-CO 混合物)に関する実験を行った。その結果
アモルファス H2O氷に触媒効果があることを見 出した、
としている。
 
こうした彗星の氷の研究は、そこに私たちが生きて存在
する地球、その地球が属する太陽系が生まれた46億年以
上前の記憶が残ると考えられるからだ。

太陽系誕生の秘密を刻み込んだ、当時の情報をまさに
凍保存
している、きわめて重要な存在なのですね。

今回も読んでいただき洵にありがとうございました。

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人の感
想です。
浴用・飲用による効能は、当然のことながら個々人の体
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