デフ・ヴォイス  丸山正樹
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手話通訳士の荒井尚人は耳の聞こえない親を持つ
聞こえる子ども「コーダ(CODA)」として
ろうの家族の通訳をしてきた荒井は、やむをえず手話通訳士の資格を取り、仕事を始める。マイノリティの静かな叫びが胸を打つ、感動の社会派ミステリー。シリーズを通して読み継がれるロングセラーです。
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作者丸山正樹さんの2011年のデビュー作です。
先日、草彅剛さん主役で映像化されてましたね。
丸山正樹さんのデフ・ヴォイスシリーズに
寄せる思いです。
世間が知らない所で困難を抱えている人たちのことを
伝えたいと思い小説を書き続けています。
この信念からなるシリーズ。スピンオフ。
私も手話を習っていたことがありますが
習っても日々の生活の中で使わないと忘れます。
今は、本を見ながら、教育テレビを見ながら
お役にたてる事もあるかなと少しずつ
手話を覚えはじめています。「デフ・ヴォイス」とは
「ろう者の声」「手話」「社会的少数者の声」の
三つの意味があるといわれています。
先週の新聞に言語が通じない苦しみを訴える記事が
ありました。
丸山さんの本の中にも手話の説明が出てきます。
日本手話が使われなくなり口話が増えたというくだり
まわりの環境に振り回され学校に行けない、
学べないという現実が理解できます。
このシリーズを読ませていただいて、
理解が膨らむ記事でした。
判決記事のリンクです。残念でしたが、
子供のたちの明るい未来を願っています。


第1弾『デフ・ヴォイス』
第2弾『龍の耳を君に』
第3弾『慟哭は聴こえない』
第4弾『わたしのいないテーブルで』
スピンオフ『刑事何森 孤高の相貌』
『水まきジイサンと図書館の王女さま』
6冊ありますが読んでいただきたいシリーズです。