針と糸  小川糸
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ひと針、ひと針、
他愛のない日々が紡ぎ出す希望の物語
ベルリン、ラトビア、モンゴル、鎌倉......
転がり込んだ見知らぬ土地で変化する幸せの尺度
母親との確執を乗り越え辿りついた、
書くことの原点。デビュー10年の節目、
人生が愛おしくなる珠玉のエッセイ
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小川糸さんのやさしいエッセイです。
のどかな時間が流れるなか、
お母様への活字は荒々しく
流れる雰囲気を変えていました。
それが、
作家さんが描く素のエッセイなのだと思います。
紆余曲折、
いろんな人生の節目を生きて来られてますよね。
今日は、朝からゆっくり読ませていただきました。
針と糸....
人によって針と糸がなにを指しているのかは
人それぞれ異なると思いますが、
針はいのち。
糸はじかん。
最近、高齢の親を見ながら思います。
どんな模様を編んできたのか....
思い出ばなしを聞きながら
微笑ましいこと、苦労してきたこと。
たくさんの模様があったのだとわかります。
糸さんの模様はふわふわでやさしい。
この一冊、ふっ。息抜きにおすすめします。

      ツバキ文具店の表紙に似てますね(。・・。)