宗像市の花(かのこゆり)が咲き始めました。
我が家のかのこゆりも、もうすぐ咲きそうです。
「先生はゆりの花が好きだから、ゆりちゃんって名前をお子さんにつけられたのですか?」
と、先日のバレエの帰りに、赤間コミセンのゆりを見ながら、尋ねられました。
「そ~でもないんですよ。
これしかないって感じで・・・。」
そして、「ゆり」と名前をつけてから、ゆりの花を色んな種類たくさん植えました。
でも、結局強くて残ったのは、このかのこゆり。
梅雨明けの後、強い太陽の光を浴びて咲く花に、我が子の逞しい姿を重ねています。
この時期、まだ暑さに体が慣れていませんよね。
体温調節がうまくできるようにするには、
『一日一回、大汗をかく』!
気持ちいいですよね。
これを書いたら、窓拭きや壁磨きをして、運動兼大掃除をする予定です。
そして、さっぱりお風呂に入って、でもビールは飲まないんだ~。
そこは、ダンサーとして、ちょっと我慢をしているわけです。
先日、中学生のお子さんの体ほぐしをしました。
過呼吸になってしまい、また、起こるのではないかと心配されていらっしゃいました。
実は、私も高校、大学の時、何度も過呼吸を経験しました。
陸上部で800メートルを走っていたのですが、貧血気味だったことも影響していたのかもしれませんが、今思えば、原因は“心”にあったと思います。
「私のことを見て!」
「私のことを心配して!」
という想いが影響していたように感じられます。
中学生といえば、思春期真っただ中!
体は大人に近くなり、親を「うざい!」と思う気持ちも芽生えます。
でも、まだ甘えたい、大人になりたいけど、なりたくないような微妙な時期ですよね。
心と体と頭のバランスがうまくとれないと、いつかどこかで不調を感じます。
そのお子さんは背中の右半分がしっかり盛り上がっていて、肩甲骨と肩甲骨の間がきゅっと詰まっていて、これでは、息がしにくいよね~という背中でした。
そして、体が冷え冷え!
ほぐして温めても、なかなか温かくなりません。
首もかちかちで、頭痛くなるよ・・・って感じでした。
一時間程度おしゃべりしながら、ほぐしたり、運動したりして、ようやく温かくなってきました。
そして、盛り上がっていた背中もだいぶ平らになり、のびやか~になってくれました。
体ほぐしは息ほぐしなので、これでずいぶん楽に呼吸ができるはずです。
毎日やってほしい四つん這いの運動をお伝えし、親子で体ほぐしをしてくださいね、とお願いしました。
もう大人みたいな気持ちでも、お母さんの手のぬくもりでどんなに安心することでしょう。
温かく柔らかい手で優しく揺すってもらったら、母の愛もしっかり皮膚感覚を通して伝わります。
父も母も精一杯愛してくれていたのは、わかっていたけれど、つっぱって反抗して、不安で大変だった私の思春期。
そんな子どもたち、その親たちへ、体ほぐしがあったらどんなにいいだろうと思います。
言わなくても伝わる、大好きだよ,大丈夫だよのメッセージ。
温かい手で是非伝えてあげてください。